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健康食 黒米とは?

2014年11月19日

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<黒米とは>

黒米とは、稲の原種で古代米の一種です。白米に比べてたんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、
ビタミンE、ナイアシン、
リジン、トリプトファンなどが豊富に含まれ、鉄分や亜鉛、リン、カルシウム、
マグネシウムなどのミネラル類も豊富に含まれます。

もともと米はでんぷんの性質によってもち米とうるち米に分けられます。
さらに、うるち米は玄米や胚芽精米、精白米などに分けられます。

いずれの米も主成分は糖質であり、糖質をエネルギーに換えるビタミンB1が含まれているため、疲労回復に役立ちます。
黒米は米の色が黒色で果皮・種皮の部分に青紫色の天然色素、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを含んでおり、
古くからお祝いの米として珍重されてきたといわれています。独特の色から紫黒米、紫米とも呼ばれ、表面は黒く、中は白い色をしています。

<黒米の美味しい炊き方>

黒米ご飯の美味しい炊き方をご紹介します。

黒米は玄米のまま使用してください。
精米するとせっかくのアントシアニンが無くなってしまいます!
この成分は玄米の種皮部分にあるため、精米すると普通の白米になります。
ゆえに「この黒さが良い」のです。

1.黒米の分量を量る
うるちの白米2合に対し、黒米玄米を大さじ1杯(15g)用意してください。
白米の量を変えるときは、この割合を参考に黒米の両を調整してください。

2.白米を研ぐ

3.研いだ白米に黒米を混ぜて、軽く洗う

4.水は若干少なめにする
黒米はもち米です。もちもち感がお好みの方はいつもと同量の水。
玄米の食感を楽しみたい方は、水を少し減らしてください。
(ひとつまみの塩を入れても美味しいです。)

5. 30分~1時間ほど水に浸す
黒米は玄米のため、水に浸す時間が短いと炊き上げた後につぶつぶ感が
残ることがあります。
やわらかい黒米をお好みの方は、2時間程度水に浸してください。

6.炊飯器のスイッチを入れて、炊き上がり!
あずきが入っていなくても、お赤飯の風味を楽しめます。
アントシアニンを含む「黒米ご飯」の出来上がり!

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<黒米の効能や効果>

視機能を改善する効果 黒米には、視機能を改善する働きや非常に強い抗酸化力を持つアントシアニンが含まれています。 パソコンや携帯電話を毎日使用している現代人の目には、絶えず目に活性酸素を発生させる光が入ってきています。また、紫外線が目に入ることによっても活性酸素が発生し目にダメージを与えます。このダメージが積み重なっていくと、慢性的な眼精疲労や白内障・緑内障・黄斑変性症などの病気の原因になってしまうのです。アントシアニンは活性酸素を除去する作用に優れており、眼病の予防にも効果を発揮すると期待されています。

胃の健康を保つ効果 黒米は胃腸を丈夫にする効果があるといわれています。 胃腸の健康を保つ効果のほか、慢性病、虚弱体質の改善など滋養強壮に効果があり、造血作用もあるとされています。また、黒米は特徴である消化の良さから食欲不振の時でも食べることができ、胃腸の機能を高める効果があります。栄養素が多く、消化が良いので胃弱な人や子ども、お年寄りなどにも食べやすい食材です。

糖尿病を予防する効果 糖尿病とは、血糖値が病的に高い状態を指し、この病名は、血中の糖濃度が高すぎる場合、尿とともに糖質が排泄される現象に由来しています。 糖尿病は症状にも個人差があり、一般的には激しい喉の渇き、大量の尿を排泄する状態などの症状が現れます。 黒米は、体内での糖質の吸収を阻害する働きが研究されています。デンプンなどの糖質は、体内に吸収される際にアミラーゼやグルコシダーゼといった糖質分解酵素によって分解されてから吸収されます。黒米は、これらの糖質分解酵素の活性を抑えることで、糖尿病を予防すると考えられています。

美肌効果 黒米には、チロシナーゼ、ヒアルロニダーゼ、コラゲナーゼ、エラスターといった酵素の活性を抑制する働きがあるといわれています。これらの酵素は、シミやくすみの原因であるメラニンをつくり出す働きや、美肌成分であるヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンを壊す働きを持っています。黒米はこれらの酵素活性を抑制する働きがあるため、ハリや弾力、潤いのある美しい肌を保つことが期待できます。

髪を健康に保つ効果 黒米を食べ続けると肌がなめらかになり、髪の毛が黒くなって若返るといわれています。これは、黒米には髪に必要なビタミン類、鉄分、カルシウム、マグネシウムや亜鉛といった栄養分が多く含まれているためです。黒米を食べることで、髪を健康に保つことができます。